●NLPとは何か?
NLPは各々が実際に触れて体験してみて、わかるものではありますが、
以下のような説明をすることができます。
NLPは「Neuro-Linguistic Programming」の略称で、日本語に訳すと「神経言語プログラミング」となります。
【神経】 五感(見る、聞く、感じる、味わう、嗅ぐ)を通じて脳の内部で処理されるシステム
【言語】 言葉や非言語(ボディランゲージ、表情、声のトーン)
【プログラミング】 神経と言語を組織化し、思考や行動を組み立てること
どのように神経と言語とプログラミングすれば望む成果が得られるかという点に注目し、
神経学、心理学と言語学の側面から脳の情報処理プロセスを解明したもの。
NLPは1970年代中頃にアメリカのカルフォルニア大学で言語学の助教授をしていた
ジョン・グリンダーと同大学で心理学と数学を研究していたリチャード・バンドラーが
共同開発した実践学です。2人は当時、天才と言われた3人のセラピストたち(家族療法の
バージニアサティア、ゲシュタルト療法のフリッツパールズ、催眠療法のミルトンエリクソン)
が使う「言葉使い」「行動パターン」「心そのもの」を研究し、そして、それを私たちにも使えるように
体系化しました。それがNLPの始まりです。
1980年代になってNLPは、治療目的からコミュニケーション全般へと拡がりました。
アメリカの大統領選挙の演説に取り入れていたことでも有名です。
立ち振る舞いや話す内容の組み立て、そして聴衆への影響力ある話し方など
NLPのスキルを使っていたそうです。また、アンドレアガシなどトップアスリート達や
世界ナンバーワンコーチといわれるアンソニーロビンズなどNLPを活用して成功した人は大勢います。
その影響により、既に海外での社会的認知度は高くなっています。
日本には1990年以降に入ってきました。今日のメンタルヘルス、メンタルタフネスへの関心の
高まりを受けて、今後ますます成長する領域として注目されています。
●例えばどんな場面で役立つのか
・夫婦や親子、恋人、友人、同僚、上司部下など、親しい間柄の相手をより深く理解することができる。
・初対面の人と早い段階で信頼関係が結べる。
・心からフィットする目標をたて、実現の道を早める。
・相手自身の内側で気づきを得られる会話を行える。
・苦手意識の克服。
・恐怖によって通常の状態でいられない状況を打破できる。
・さまざまなリソースを活用できる。さらに、強度アップすることも可能
・葛藤する悩みを解決する。
・営業力、プレゼンテーション力・パブリックスピーキング能力がアップする。
その他いろんな場面で役に立ちます。
●NLPを研究してきた先人達の解釈、NLPの定義をいくつか紹介します。
・NLPとは、脳の取り扱い説明書です
・NLPとは、主観的な体験の構造に関する研究です
・NLPとは、世界におけるパターンの正体を探知し、活用する高速学習の戦略です。(ジョン・グリンダー)
・NLPとは、私たちが失ってしまったもの、高潔な状態へ回帰する認識論です(ジョン・グリンダー)
・NLPとは、ものごとに対する態度であり、方法論であり、革新的なテクノロジーです(リチャード・バンドラー)
・NLPとは、心や結果的に起こる行動に関する言語の影響力です
・NLPとは自分の人生を積極的に生き、自分自身と他の人の人生に影響を与え豊かにしていくための決断、
選択をしていくことです(クリスティーナ・ホール)
・NLPとは学習方法の学習です。
・NLPとは東洋的なエッセンスを持つ実学。それは左ハンドルの国産車のようです。